遺伝子組み換え技術の最新動向サマリー( 2024年4月)

出典:HOBIA NPO法人 北海道バイオ産業振興協会

植物

  • ゲノム編集された E3902 カメリナがカナダでの実栽培が許可された
  • 国際科学者チームがサトウキビの複雑な遺伝暗号を解読
  • 中国で遺伝子組換え作物の承認と作付けに進展があった
  • イネタンパク質が植物のストレス抵抗性に寄与
  • 米国農務省動物・植物衛生検査局(Animal and Plant Health Inspection Service ;APHIS)が遺伝子組換え大麻(ヘンプ)などの認可を発表
  • 日本の研究者がナスのβ-カロテンを増加させた
  • UNIVERSITY OF BASEL の研究チームがトウモロコシの土壌からのヒ素吸収を減少させる仕組みを解明

食糧

  • 収量に影響を与えずビタミン B1 含量の高いバイオ強化米を開発
  • アラビカコーヒーの新しい参照ゲノムがその歴史と未来を描く
  • Moolec Science 社が植物での動物性タンパク質生産の米国初の承認を取得

動物

  • 遺伝子組換えバクテリアが自己染色性を持つプラスチックフリーのヴィーガンレザー(植物成分由来の皮革)を生産
  • 動物バイオテクノロジーの利点をどのように引き出すかを専門家が議論

健康

  • 新しい CRISPR ツールが感染症と戦う可能性を生み出す
  • 複数のタンパク質を同時に蛍光標識する新しい手法を開発

環境

  • 作物バイオテクノロジーと気候変動緩和の関連性を明らかにする研究結果

ゲノム編集に関する特記事項

  • より優れた抗糖尿病植物のための TALEN
  • ゲノム編集により低ソラニン濃度の遺伝子組換えジャガイモが得られた
  • ゲノム編集がトマトの果実の成熟を早め、果実の硬度を高める
  • 作物の色を変えることで、ロボットが作物と雑草を区別できるようになる